借金を返済せねばならないプレッシャー

私が初めて借金をしたのは、結婚をして注文住宅を建てたとき、もう、20年以上も前に遡ります。その頃は消費税がまだ3%で、2,500万円の住宅を消費税込みの2,575万円で契約しました。自己資金の700万円に親からの援助などをあわせ、住宅ローン1,500万円を組みました。私の人生のなかでも最大の借金です。あの頃は金利も高く、消費税の3%に匹敵するような金利だったのを覚えています。毎月の返済額に加え、ボーナスは半分程度が返済に消えていきました。25年返済は長い、とてつもなく長い道のりだと、心の底から実感したものです。結婚後、ほどなくして子どもが生まれましたが、子どもを連れて外食に出かけても、まともなものを食べた記憶がありません。和食レストランで、素うどんに大盛りご飯とかを注文し、お店の人に白い目で見られたのを覚えています。お昼御飯も節約です。自分で手作りの弁当をこしらえたり、忘れたときは、カップヌードル1個でランチ終了。借金を繰り上げ返済するために、必死でお金を浮かしました。もちろん、お昼抜きなどざらにありました。とにかく早く返済したいという思いというか、プレッシャーに責められるのです。1,500万円であれほどのプレッシャーですから、これが3,000万円とか5,000万円の借金だったら・・・そう頭の中で想像すると、身震いがしてきます。25年かかる予定でしたが、借金地獄から脱出できたのは10年ほどでした。私と同様に、妻も必死に貯金をしてくれていたのです。共働きではありませんでしたが、家計費を節約し、15年間も短縮することに成功しました。夫婦が力を合わせた結果と言えばそれまでですが、小心者に借金は似合いません。生きている心地がしないのです、消費者金融から借りているのでなく住宅ローンなのですが、周りの空気さえおいしく感じられません。借金を返済し終わって、大きく変わったことがあります。それは、カップヌードルを絶対に食べなくなりました。スーパーに行っても、見たくも買いたくもありません。お金を浮かすため、毎日のように食べていましたから。身体が拒絶反応を起こしてしまうのです。カップヌードルを作っている会社の方々には申し訳ないですが、借金のプレッシャーがもたらした弊害の一種です。

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